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結婚ビザ?配偶者ビザ?家族滞在ビザ?違いもどれを申請すべきなのかも解決

国際結婚を考える際、ビザの正確な知識を得ることは非常に重要なステップです。日本での生活を希望する外国人配偶者にとって、結婚ビザ配偶者ビザ家族滞在ビザの違いを理解することは、スムーズな手続きのための第一歩となります。しかし多くの方がこれらのビザの特性や申請方法について混乱しているのが現実です。この記事ではそれぞれのビザについて詳しく解説し、あなたに最適な選択をサポートします。もし不明点があれば、こちらからお問い合わせください。


結婚ビザ、配偶者ビザ、家族滞在ビザの違いとは


結婚ビザの特徴

実は結婚ビザというのは配偶者ビザと同じと言っても間違いではありません。基本的には配偶者ビザでまた説明するように日本人または永住者と結婚した外国人が取得するための在留資格(ビザ)を指していると言えます。ただ用語としての結婚ビザは配偶者ビザだけでなく、家族滞在ビザや定住者ビザ(定住者告示5号)といった配偶者ビザ以外の外国人配偶者を日本に呼ぶビザも含めた広い意味での使用をされている場合もあります。


配偶者ビザの概要

配偶者ビザは日本に住む外国人が日本人ないし永住者の配偶者と共に生活するために必要なもので、結婚後に申請します。法的な結婚していることが必要で、婚約段階では申請できないことに注意が必要です。日本と外国人の本国の婚姻証明書(日本は戸籍謄本)が必要ですが、申請時には真正な婚姻であることを証明する各種資料(質問書や写真、ラインの記録など)が求められます。長期的な在留を希望する場合に適しており、永住権を目指すうえでもかなり有利な在留資格(ビザ)といえます。


家族滞在ビザの役割

家族滞在ビザは主な就労ビザや留学ビザなどで日本に住む外国人がその家族を呼び寄せるためのビザであり、呼び寄せる家族との関係性を示す書類(婚姻証明書など)が必要です。主にすでに日本に在留している外国人が家族を呼び寄せる際に使用します。


各ビザの申請条件


結婚ビザの申請要件

配偶者ビザと同義と考えた場合配偶者ビザと同様日本人配偶者との婚姻証明書や真正な婚姻であることを証明する各種資料(質問書や写真、ラインの記録など)が必要ということになります。家族滞在ビザや定住者ビザも含めた広い意味でとらえた場合、それぞれの申請要件があります。定住者ビザについては例外的要素が強いのでまた別に説明します。


配偶者ビザの申請条件

上記の通り、日本人配偶者との婚姻証明書や真正な婚姻であることを証明する各種資料(質問書や写真、ラインの記録など)が必要ということになります。家族滞在ビザとの最大の違いとして、婚姻の真正さについてかなり厳格に判断されるということがあります。これは家族滞在ビザと比較して就労が無制限であることや永住権の取得に極めて有利であることから偽装婚による在留資格(ビザ)の取得を狙う人が絶えないことが理由と考えられます。


家族滞在ビザの申請要件

家族滞在ビザは呼び寄せる家族との関係性を示す書類(戸籍謄本や出生証明書)が必要であり、それぞれの要件を満たすことが求められます。また、呼び寄せる側の外国人の在留資格や経済状況も重要な審査ポイントとなります。ただし就労ビザの外国人の配偶者である場合、収入が配偶者と生活していくのに十分で、婚姻関係が証明書から認められれば配偶者ビザのように婚姻関係について厳格な審査があるわけではなく、収入のない留学生がその配偶者などを呼ぶ場合を除いてそこまで厳しい在留資格(ビザ)ではないと言えるでしょう。


ビザ取得の難易度とプロセス


配偶者ビザの取得難易度と申請プロセス

配偶者ビザの申請プロセスは必要な資料が多いため、準備に時間がかかる可能性があります。真正な婚姻であることを証明するため、提出する写真やラインなどの記録をきちんと選択する必要があるためです。質問書に記載する婚姻までの経緯も作成に時間がかかる可能性があります。通常審査に係る期間は認定証明書交付申請で1~2ヶ月程度が多かったといえますが、2024年秋現在認定証明書交付申請はかなり時間がかかっています。そのため一度不許可になるとかなり時間がかかることがあります。従って不許可を避けるためにも正確な情報を提供することが重要です。


家族滞在ビザの取得難易度

家族滞在ビザは必要な書類が配偶者ビザと比較して少な目なため、婚姻関係の証明書の取得に時間がかかったりする場合を除けばそこまで準備に時間がかからないことが多いと思われます。ただし留学ビザの配偶者を呼ぶ場合は生活費の支弁について慎重な説明や資料が必要になるため注意が必要です。認定証明書交付申請の場合時間がかかっているのは配偶者ビザと変わり有りませんので、その点も考慮して準備しましょう。


ビザ更新手続き


配偶者ビザの更新手続き

配偶者ビザ更新時には更新時の生活状況を示す書類や課税・納税証明書などが必要です。永住権の申請を目指す上で在留期間3年以上を目指したいところですので更新手続きはとても重要になります。同居していないなどの入管に婚姻関係について疑問を持たれた場合には更新できない可能性が出てきますので、入管に疑問を持たれそうな状況が存在する場合には適切なフォローを行うことが重要です。


家族滞在ビザの更新手続き

家族滞在ビザ更新時も注意が必要なのは更新期限です。基本的に家族滞在ビザの在留期間はその配偶者(就労や留学で滞在している外国人)のビザの在留期間に従うことになっていますので、カレンダー等で管理し忘れないよう心掛けましょう。ただ、全体的には配偶者ビザ更新よりは難易度は低めと言えるでしょう。


ビザ選びで考慮すべきポイント


自分に合ったビザを知る方法

上記の通り広い意味での結婚ビザの中から配偶者ビザ、家族滞在ビザ、定住者ビザのどれを申請すべきなのかは配偶者が日本人や永住者の配偶者であれば配偶者ビザ(在留資格 日本人の配偶者等)、主要な技術人文知識国際業務などの就労ビザや留学生の配偶者であれば家族滞在ビザ、定住者ビザの配偶者であれば定住者ビザというようになります。


専門家への相談の重要性

複雑な状況の場合は専門家への相談を検討しましょう。正しい情報を得ることで、不安を軽減できるでしょう。特に申請取次行政書士との連携は非常に有効ですので、一度相談してみる価値があります。その専門知識は、ビザ申請の成功率を高める上で大きな助けとなるでしょう。


体験談と成功事例


成功したカップルから得られる経験

多くの成功事例ではいかに正確な情報を入手することができたかが役立っていたといえるでしょう。具体的には、「必要な書類を早めに準備したこと、内容をちゃんと見直したことでスムーズに進んだ」など、多くの成功事例があります。また、「あらかじめ入管に指摘されそうな事柄について適切にフォローするようにしたため良い印象を与えられた」といった体験談も参考になるでしょう。


失敗談から学ぶ教訓

逆に不正確な情報を信じてしまった、あるいは申請を甘く見てしまい、必要な情報を確認せずに失敗した例が特に配偶者ビザで目につきます。こういった他者の経験を参考にすることで自身の手続きを円滑に進める助けになります。「この書類を用意しておけばよかった」といった声も多いため、準備段階で必要書類のリストを作成し、そろったと思ってもその内容をもう一度確認するようにして進めていきましょう。また、「更新期限を忘れてしまい、在留資格を失った」といった失敗例から、期限管理の重要性を学ぶことができます。


よくある質問(FAQ)


ビザ取得に関する一般的な質問

Q: 配偶者ビザはどれくらいで取得できますか?

A: 一般的には認定証明書交付申請でも変更許可申請でも1~2ヶ月程度が多かったといえますが、2024年秋現在認定証明書交付申請はかなり時間がかかっていることもあり、個々のケースによりますので早めに申請することをお勧めします。

Q: 家族滞在ビザは就労可能ですか?

A: 基本的には就労できませんが、資格外活動許可の取得で限られた時間について可能となることもありますので、その点についてもこのページなどで確認しておきましょう。


申請手続きに関する具体的な疑問

Q: 必要書類はどこで入手できますか?

A: 申請書は出入国在留管理局で入手できます。ただし本国の婚姻証明書などは本国の機関などで取得する必要のあるものもあるので早めに確認して準備するようにしましょう。詳細は出入国在留管理庁のウェブサイトで確認してください。

Q: 申請費用はいくらかかりますか?

A: 申請費用は認定証明書交付申請は不要、変更許可申請の場合許可時に4000円(2024年秋現在)となります。正確な金額は申請時に出入国在留管理局のウェブサイトで確認するようにしましょう。

この記事を書いた行政書士は
勝見 功一

はじめまして。京都市上京区でビザ申請手続きのお手伝いをさせていただいております申請取次行政書士の勝見です。
まだまだ若輩者ですが、持ち前のフットワークの良さを活かして迅速かつ誠実に対応させていただきます。まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

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