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【会社員向け】経営管理ビザ取得完全ガイド|申請戦略と最新要件

就労ビザ

「退職のタイミング、間違えたくない」「資本金のルールが変わる前に間に合うのか不安」——独立・起業を本気で考え始めた会社員・駐在員の方へ、今の制度で安全に申請へ向かう道筋を、公式情報に基づいて整理します。

2025年夏以降、「資本金の厳格化」が検討・報道され不安が広がっていますが、現時点で省令・告示として確定していない事項は断定せず、入管庁の案内を一次根拠に「現行要件での最短ルート」と「変化に備えた証拠づくり」の両方を、実務の視点でお伝えします。

本文では、資金・事務所・法人設立・申請手順のポイントを順に解説し、段落ごとに「資本金の出所証明」「事業所要件」「更新時の事業活動説明」など、関連する既存コラム・解説ページへ深掘りリンクを設置して、迷わず詳細へ進める導線にしています。


第1章 公式で確認:会社員が知るべき今の経営管理ビザの基本要件

  • 経営・管理の許可は、規模要件(資本金500万円以上、または常勤職員2名相当)、独立した事業所、事業継続性(実現性ある計画・体制)などの観点で審査され、申請は「認定」か「在留資格変更」で進みます(出入国在留管理庁、経営管理)。

  • 日本在住の会社員・駐在員の方は、在職中でも計画・資金・事務所探し・役員体制の設計など準備を進められますが、退職日や駐在終了と在留・社会保険の整合を欠くと審査説明が難しくなるため、逆算スケジュールを必須にして考えるのが望ましいでしょう。

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第2章 資本金要件「厳格化」の最新状況(2025年9月現在)

現行制度の確認

出入国在留管理庁の公式ページでは、現在も「資本金500万円以上」が基準として明記されています。


改正検討状況の正確な理解

  • 2025年夏以降、専門家による資本金引き上げの議論があります

  • しかし現状は改正についての意見公募段階であり、省令・告示の正式改正は未確定です

  • 申請は現行基準(500万円)で受理されています

重要な注意点


  • 未確定情報に基づく判断は避ける

  • 常に出入国在留管理庁公式サイトで最新情報を確認

  • 改正時期や経過措置は公式発表を待つ

  • 実務においては二本立ての備えが有効です。現行要件で申請を目指す一方、改正示唆に沿って「資金の形成過程の証拠」「事業の実体を示す資料」「役員の職務分担・体制図」など、後日の厳格化にも耐える準備を整備します。

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第3章 会社員向けロードマップ:退職前から始める準備

Step1:現状診断と準備期間設定

在留期限の確認


  • 現在の在留期限と退職予定日の関係

  • 申請から許可までの期間(1-3ヶ月)を考慮

  • 余裕をもったスケジュール設計

資金準備状況


  • 給与収入からの貯蓄履歴

  • 資本金500万円の出所証明準備

  • 退職金・賞与の活用可能性

Step2:事業計画と資金証明

会社員経験を活かした事業計画


  • 現職での専門性・ネットワークの活用

  • 具体的な顧客ターゲットと提供価値

  • 3年間の収支計画と根拠資料

資本金の出所証明


  • 給与明細・預金通帳の連続記録

  • 退職金の活用時は雇用契約書等で証明

  • 親族からの資金提供時は贈与証明書

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Step3:事業所確保と法人設立

独立した事業所の要件


  • 用途「事業用」明記の賃貸契約

  • 住居兼用や共用スペースは原則不可(詳細は下記リンク先を参照)

  • 実際の事業活動可能な設備・環境

法人設立手続き


  • 定款の事業目的は申請事業に適合

  • 資本金払込証明の適切な作成

  • 代表取締役としての職務分担明確化

深掘りリンク


Step4:申請

申請書類の準備


目安タイムライン


  • 診断 即日〜1週 → 計画・資金 2〜4週 → 事務所・設立 3〜5週 → 書類 2週 → 審査、の順で、退職・駐在終了と在留の整合を最優先に逆算していくとよいですが、ケースにより異なるので早期の専門家への相談が重要になります。

第4章 会社員に多い失敗パターンと対策

資金の出所不明


  • 短期間での急激な預金増加→見せ金疑義

  • 対策:給与からの継続的貯蓄履歴の提示

事業実体の不備


  • バーチャルオフィス使用→事業所要件不適合

  • 対策:事業用賃貸契約と実際の設備確保

第5章 Q&A

Q. 資本金は本当に今、500万円でよいのですか?
A. 入管庁の公式案内に準拠し、現行は「500万円以上の投資」または「常勤職員2名等」が規模要件として示されています(将来の改正は公式発表を待って判断)。

Q. 改正後に既存保持者の更新へ遡及しますか?
A. 一般論として、新要件の遡及は過去の例や法令の一般的な運用から限定的と考えられますが、更新では「事業活動の具体的説明」がより重視される運用が公表されており、事業実体の証拠整備がより重要となっていくと思われます。

Q. いつまでに動けば間に合いますか?
A. モデルケースでは、診断→2〜4週(計画・資金)→3〜5週(事務所・設立)→2週(書類)で進める想定です。在職・在留・退職時期から逆算して無理のない計画を建てることが望ましいですが、ケースに因る事は否定できないので早期の専門家への相談が望ましいと言えます。


まとめと次の一歩

独立・起業は「準備の順番」と「申請資料の質」で結果が変わります。公式に基づく現行要件で最短を目指しつつ、変化に耐えるエビデンスを整える二本立てで進めましょう。

最短ルート・不足点・退職時期の設計は個別事情で大きく異なるため、まずは無料相談で道筋を一緒に描き、計画から提出までスケジューリングを共有しつつ進めることをお勧めします。

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この記事を書いた行政書士は
勝見 功一

はじめまして。京都市上京区でビザ申請手続きのお手伝いをさせていただいております申請取次行政書士の勝見です。
まだまだ若輩者ですが、持ち前のフットワークの良さを活かして迅速かつ誠実に対応させていただきます。初回の相談は無料ですのでまずはお気軽にお問い合わせ下さい。
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